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TOKYO FMが送信アンテナ移設で。

2013年も2月が終わろうとしていますが、皆様いかがお過ごしでしょう?
新サーバ移転や私事などで少々更新が滞っておりますが、何卒ご了承を…。

さて、本題。
少々前のことで恐縮ですが、2013年2月11日、TOKYO FMが送信アンテナを移設したそうで。

TOKYO FM 2月11日(月・祝)より東京タワー最上部の新アンテナから放送開始(PDF) -TOKYO FM

プレスリリースによると、「旧アンテナよりも100メートル以上高い位置からの電波送信」であり、「高性能アンテナを採用したため、従来よりも良質な電波をサービスエリア内に送信できるようになった」との事。

実際のところはというと、東京スカイツリーから送信しているJ-WAVEよりは若干弱い感じがしますが、ノイズだらけで聴けなかった、あるいは聴きづらかったところでも受信状態が改善されるなど、以前とは比べものにならないほど受信状態が良くなっています。

まだまだ東京タワーの活用方法がありそうですが…こんなニュースも。

ラジオのデジタル化、全国規模での実施困難 -読売新聞

記事によると、「高層ビル化や電子機器の影響により、都市部での難聴取問題を抱えるAM局が、負担の大きいデジタル化ではなくFM放送に転換することで問題を解消する案が浮上している」そうで、「在京局のほか、地方局でもFM放送の検討を始めた局が出てきている」との事。

追記:朝日新聞も同様の記事を出しています。
AMラジオ局、FM化検討 デジタル化、聞きにくさ解消

*なお、2013年2月28日放送のTBSラジオ「たまむすび」内のコーナー「ニュースたまひろい」でこの話題を取り上げ、小林悠アナウンサーが「TBSラジオが転換する予定は今のところない」とコメントしています。

主な放送局がスカイツリーへ移転し、東京タワーがガラ空き状態になった今、FM放送に転換したAM放送局が東京タワーから送信する可能性も???なんて。

詳細が分からないので何とも言えませんが、この「妙案」はどの程度実現性があるのでしょうか。

デジタルラジオよりも実現する可能性が高いのは間違いないかと思いますが、障害物に強く、夜間を中心に遠距離まで届く中波(AM放送)と、障害物に弱く、長距離送信に向かない超短波(FM放送)では活用方法が違いますし、災害時には一般的なラジオで電池の持ちが良いAM放送のほうがどちらかといえば有利です。

都心向けとしてFM波で再送信するなら話は別ですが…。

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    take2-chances * 放送関係雑記。 * 01:13 * comments(7) * - * -

    コメント

    tokyo fmって飛行機反射で12:55〜13:00の5分ぐらい静岡の浜松付近で聞こえるから遠距離までとどいてます。
    Comment by 123 @ 2019/03/16 9:23 AM
    > とくなが さん

    お久しぶりです。毎度コメントありがとうございます!

    まずFM横浜の件ですが、送信所を移転する際はわざわざロケーションが悪いところには移転しませんから、基本的に条件が良くなるはずです。

    移転に伴って、スカイツリーのようにあまりにも条件が良くなり、従来を遙かに超える送信エリアとなる恐れがある場合は減力せざるを得なくなります。

    東京タワーと東京スカイツリーはそれほど離れていませんし、条件が遙かに良くなったので、それほど影響は出なかったと推測します。

    しかし、条件が良くなったとはいえ、FM横浜のように大きく離れてしまうと、強電界地域だったところでは建物などの影響により受信困難になる恐れがありますので、小規模中継局が必要と思われます。
    http://www.townnews.co.jp/0114/2013/07/18/196244.html

    さて、本題の周波数の統一問題ですが、コミュニティFMでは原則として中継局用に違う周波数が確保出来ない上に、出力も原則最大20Wのため、市町村が広い地域の場合は同期放送をせざるを得なくなります。
    http://www.kkmiura.com/solution-service/software/community-fm/case/2013/03/onair.php

    しかし、同期放送を行うには極めて正確な同期を行わなければならず、ズレが大きくなると電波が干渉してしまい、正常に受信が出来なくなってしまいます。
    (電波干渉はFM放送のほか、地デジでも起こります。)
    http://dbnst.nii.ac.jp/pro/detail/960

    理論上では上手く行ったとしても、完全な同期は困難なため、受信障害が起きる恐れは極めて高くなります。

    また、AM放送は電波の特性上、電波が混信してもそれぞれの電波同士で打ち消し合う事が無いため、厳密な同期をしなくても、同一周波数の放送をする事は難しくありません。

    しかし、それぞれの電波が両方受信出来る上にそれほど電波が強くない地域では、二重に音声が聞こえるという現象が発生するため、一部地域では放送が非常に聞きづらくなります。
    (夜間に遠距離受信すると、同じ周波数で同じ放送を流している時の聞きづらい感じ、とイメージして頂けると分かりやすいと思います)

    やむを得ない場合は仕方ないとして、個人的には、AMでもFMでも、エリアが被る地域で同一周波数による放送は極めてオススメしづらい状態である、と考えます。
    Comment by take2-chances @ 2013/08/16 11:07 PM
    ご無沙汰しております。

    FMヨコハマの基幹送信所が6月24日に磯子区の円海山から秦野市の大山山頂付近に移転され以降、「聴こえづらくなった」、という記事、驚きました。

    やはり色々と影響があるのだなぁと感じました。

    また、三才ブックスの新しいラジオに関する本を読んでおりましたら、J-WAVEがスカイツリーに移転した際に、出力を7KWに下げた、という話を知り、これも驚きました。

    実は先日、京都に出張に参りました際に、α‐STATIONを受信し、受信報告書を送りました際に、周波数の統一について、問い合わせをしましたところ、「アナログ放送の場合、中継局を同一周波数で送信しますと干渉が起こり、正常に受信できなくなります、そのため周波数を変えて放送しております」と丁寧な回答を頂きました。

    正直、AMは地方局の周波数を統一している地域もあるにも関わらず、FMは周波数を統一できない、というのは、どうも納得がいかないのですが、いかがでしょうか・・・?

    見解をお聞かせいただければ幸いです。
    Comment by とくなが @ 2013/08/16 11:02 AM
    > とくなが さん

    お久しぶりです。毎度コメントありがとうございます。

    只の思いつきで周波数を次から次へと割り当て、結果として混信を抑えるために小出力でしか送信できない上に、相変わらず難聴取区域も一向に改善されない状況が続いていますから、あまりにも非効率的で無策すぎます。
    (近隣地域の局と周波数を近接させたり出力を抑えているのはスピルオーバーを防ぐため、という話もありますが。)

    国立・国定公園についても、「乱開発を防ぐため」という事なのでしょうが、周囲の環境に充分気をつけた上で、公共性を有する物の開発を認めるようにしていかないといけないでしょうね。

    テレビやパソコンなどデジタル機器の影響により受信環境が悪化していますが、相変わらず必要な対策が取られていないなど、行政の怠慢が目に付きます。

    デジタルテレビ関連の予算も一段落しましたから、余った電波利用料で難聴取地域の改善や受信環境の改善などを行う必要がありそうです。
    Comment by take2-chances @ 2013/03/02 11:40 PM
    > ごう さん

    コメントありがとうございます。
    確かに、普及するかどうかすら怪しい「デジタルラジオ」よりは現実的かもしれませんが、日本独特の山が多く電波が遮断されやすい地形を考えると、全てをFMに転換するのは厳しいと思います。

    また、現状でも地域によって大幅に聴取出来る放送局の数が違う事を考えると、もし全てをFMに置き換えるとするなら、1局も聴取出来なくなる地域も出るはずですから、radikoなどインターネット再配信をさらに拡大させないといけないでしょうね。

    単純に波を置き換えるだけではダメですが…果たしてリスナーの利便性まで考えて行われるのでしょうか。
    Comment by take2-chances @ 2013/03/02 11:08 PM
    ご無沙汰しております。

    これは、AM、FMに関わらずなんですが、
    まずは総務省の怠慢でなされていない
    周波数の整理・統合、を行う方が先で、
    その上で、受信環境が悪い地域に
    小電力局を置くというのが、まずは
    筋かと思われます。(これは以前からの私の持論です)

    よくご存じのように、日本は国立・国定公園には
    送信所は建てられません。
    (地熱発電が進まないのと同じ)

    そういう部分も改正していかないと
    いけないと思います。

    三才ブックスから先日出されたラジオマニア2013の中にラジオ周波数に関しての記事がありましたが、それを読むだけでも
    いかに日本が無茶苦茶な周波数の割り当てをし、整理統合をして来なかった事がよくわかります。

    関東でも受信環境が悪いところは少なくありません。

    これはどこも同じです。

    放送局・聴取者、そして総務省が一体となって
    受信環境の改善に取り組まないといけませんね。

    ただ、ビル、地下鉄、地下街等は、それこそ、受信用のアンテナを設置し、再送信をとる形を取らないといけないと思います。
    Comment by とくなが @ 2013/03/02 10:00 PM
    >AMラジオ局、FM化検討

    これ、悪い話ではないと思います。
    例えば韓国だと「標準FM」という、AM放送と同じ内容をFMにも流すというサービスを行う局がありますし、
    ヨーロッパでは特に北欧を中心にAM局がFMに移行していってるという話を聞きます。
    誰が買ってくれるかもわからないデジタルラジオを推進するより、
    むしろこっちの方が現実的ではないかと。

    ただ、それまでにやらなきゃいけない事も多いような気がします。
    FMは夜間の遠距離受信ができないので、radikoをエリアフリーにして遠隔地リスナーの不便を減らしたり、
    逼迫・混信防止の観点から90〜108Mhzの解放も必要かも。
    これ位しないと厳しいかも。
    Comment by ごう @ 2013/03/02 9:56 AM
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