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犯罪だけど…。

株価が大暴落し、円高が進む今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょう?
政治の失政…というコトはさておき、こんなニュースが。

民放FMを違法中継 電気店社長逮捕 法定超える出力で送信 中標津 -北海道新聞
電波格差が背景に 中標津FM違法中継で男逮捕 民放、札幌最優先 -北海道新聞
会社社長が勝手に「民放ラジオ中継局」 逮捕前に「喜んでもらっている」 -J-CASTニュース
不法無線局の開設者を電波法違反容疑で告発 -北海道総合通信局

要約すると、無免許で送信できる出力を超えて送信していた電気店社長が電波法違反で逮捕されたそうです。
上記の記事によると、中標津では民放ラジオが受信できず、今後も中継局が増えない事に業を煮やし、「犯行」に至ったのではないかと推測しています。

…確かに不法電波であり、もちろん許されるべきではありません。
しかし、未だ民放が受信できない地域も多数ある以上、そのような地域に対して何らかの救済措置を行うべきでは?と思います。

ワタクシの住む地域も民放FM局とは無縁であり、近隣の局を受信しているので、いい加減クリアに聴ける中継局が出来ないのか?と思っているモノです。

日本政府は「デジタル放送実施」とか騒ぐ前に、民放ラジオ局が未だ受信できない地域に補助制度を設けたりするなどの働きかけを積極的に行うべきでは?と思います。
「民間放送だから」と知らんふりをせず、積極的に介入することにより、一種の「情報格差」を解消すべきでしょう。

地方冷遇の日本政府が、自らの失政で招いた「事件」なのかもしれませんね。
大規模「民間会社」の道路・鉄道には大金を注ぎ込むクセに、利権にならない事に対しては完全無視という態度を取り続ける事がいつまで出来るのかは不明ですが。


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    take2-chances * 放送業界にモノ申す。 * 01:46 * comments(6) * - * -

    コメント

    >夏祭り・年忘れにっぽんの歌 さん

    コメントと情報ありがとうございます!
    大部分の地域で地デジ化が終了したため、小規模な中継局への整備にようやく予算が回っている印象を受けます。

    周波数に空きがある地域で、かつ他の放送に妨害を与えないのであれば、出力を上げていいようにすべきだったのに、頑なに当初の方針通り、アナログに比べて小規模な出力で、かつ使用周波数の圧縮により同一チャンネルに大量の割り当てを行うため、広い地域では受信しづらい地域が出来てしまい、小規模な中継局を山のように作らないといけないという、後手後手のやり方に呆れるばかりです。

    最近では、3大都市圏を中心にラジオの方にも災害対策を理由とした「FM補完放送」という、微々たる額の予算がつき始めてきました。
    もしかすると、北海道内でも全道をカバーする計画があるのかもしれませんが、恐らくは、主な都市でFM補完放送が始まってからのような気がします。

    具体的な話は把握してませんが…。
    Comment by take2-chances @ 2016/02/01 3:54 AM
    実は一昨日になって新たな動きがありまして、昨年末の全道カバー終了となっていた時点でTVh未開局となっていた、標茶ルルラン・本別・本別沢の3中継局のうち、標茶ルルラン中継局が3月に開局することが決まったんですよ。これでTVh未開局は、本別・本別沢の本別町にある2中継局だけなんです。
    標茶ルルラン中継局は元々釧路送信所の電波が受信しにくい、標茶町中部、市街地エリアをカバーするために6年前に開局した中継局ですが、TVhのみ未開局で、2011年に開局した釧路送信所でカバーする南部や昨年12月に開局した中標津中継局でカバーする北部との間での視聴格差が生じていました。
    今回の開局で標茶町内での視聴格差が完全に解消されますし、TVhの全道カバーは本別町にある2局がいつ開局出来るかにかかっており、リーチと言ってもいいでしょう。たかがTVhで僕は就職活動で大きなツケを払う形になりましたが、出口がやっと見えてきそうだなあという感じがしているところです。
    一方、民放FM違法送信事件摘発から3月で8年、北海道で地デジが放送を開始してから6月で10年、TVh自体が開局して10月で27年を迎えますが、TVhが本別町にある2局を今後開局させた場合、民放FM違法送信事件はラジオの放送エリア拡大問題を残したまま、完全な幕引きになると思います。
    (標茶ルルラン中継局開局に関する出典)
    http://www.soumu.go.jp/soutsu/hokkaido/2016/0129t.html
    [地上デジタルテレビジョン放送局(中継局)の予備免許]
    http://www.soumu.go.jp/soutsu/hokkaido/chideji/index.htm#sibetyarururan
    [北海道内の地上デジタル放送局の開局状況]
    Comment by 夏祭り・年忘れにっぽんの歌 @ 2016/01/31 11:14 PM
    >夏祭り・年忘れにっぽんの歌 さん

    コメントと情報ありがとうございます!
    遂にTVhが全道ネットワークを完成させたのですね。
    道新の記事でも確認しました。
    http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0185465.html
    http://www.tv-hokkaido.co.jp/special/tsunagaru201509_info/

    記事によると「今回の中継局開設で、世帯数でみた道内カバー率は99.9%になる」そうで、2015年12月までに大部分の地域で視聴可能になる事から、大きく前進したものと思われますが、ラジオのほうはradiko.jpで取り敢えずカバーという事で、大きな費用が掛かる中継局設置は一筋縄ではいかないようです。

    昔と比べて、放送の中継に掛かる費用が下がったり、各種補助金などもあるのですから、前向きに検討して欲しいように感じます。
    ラジオ業界自体が厳しいのは承知の上ですが…。
    Comment by take2-chances @ 2015/10/24 10:11 PM
    7年半前の記事への投稿とはなりますが、実は民放FM違法送信事件があった中標津町で大きな動きがあって投稿しました。テレビの話になりますが、札幌開局から26年間見られなかったTVhが一部地域で28日から見られるようになるのです。
    実は中標津町をはじめとした根室管内は、津波や暴風雪に関わる対策に力を入れていたため、TVh開局には消極的でした。TVh未開局送信所・中継局開局は総務省や該当市町村からの金銭支援が条件でしたが、根室管内は拒否していたためです。
    しかし、総務省が金銭支援を2014年度で終了させることになったため、一転金銭支援を行うことに方針転換したのです。これで標茶ルルラン・本別・本別沢以外は開局となり、ほぼ全道をカバー出来ましたが、あと3局、来年度開局するかなあ。
    ラジオに関しては、ご存じのようにFMなかしべつ放送、FMはなを開局、既存民放局はradikoでカバーしています。結局民放AM局の未開局問題が残る形で違法送信事件が幕引きとなりますが、TVh開局でとりあえず不満は解消でしょう。
    Comment by 夏祭り・年忘れにっぽんの歌 @ 2015/10/24 10:32 AM
    >夏祭り・年忘れにっぽんの歌 さん
    コメントありがとうございます!
    TVhは、経営上の問題で未だに道東・道北方面で送信できる見通しが立ってないとの事ですが、そのような地域にこそ救済措置としてデジタル放送設備の補助をすべきでしょうね。

    私の親戚が住む山間部のように、今なお地上波でNHKすら見られない地域も多数存在しますので…
    (地域の人が自主的に立てた共同アンテナで、映りが悪いながらも何とかテレビが見られているそうです。)

    デジタル化によって共同アンテナの設備更新の費用が負担できないところも多数出ている模様ですので、「情報格差の是正」を標榜する政府はどのように対処するのか気になるところです。

    地方冷遇の日本政府も、さすがに「僻地に住むならテレビを見るな」とは言えないでしょうし…
    Comment by take2-chances @ 2008/04/04 12:11 AM
    電波格差の問題に関して、今回は中標津町の電気屋さんがAIR−G’を違法中継・送信して逮捕されたという話でしたが、実は私が住んでいる道東地区に関しましては、民放ラジオのことよりも、むしろTVhの方が大きな問題なんです。
    TVhは平成新局ですが、バブル経済崩壊不況の長期化による売上低迷で、送信所・中継局の開局がままならず、アナログ83局、デジタル80局の設置で終了することが確定、放送対象地域なのに入らない地域が出ることも決まりました。
    これは同じ平成新局・テレビ東京系列のTVQと全く対照的なことです。ちなみに、TVQは100%カバーすることが決まっています。送信所・中継局の数が違うので単純に比較するわけには行きませんが、景気の影響はあると思います。
    もし宝くじで億単位が当たれば、TVhが確実に入る札幌へ移住しようかと思っています、分譲マンションやお墓を買って。ただ、このような発言をすると、地元出身学生・生徒の地元企業への就職を阻むことになるかもしれないですが…。
    Comment by 夏祭り・年忘れにっぽんの歌 @ 2008/04/03 3:32 PM
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