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局アナは罪なのか。

バッタバタの今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょう?
新年度は、何でこんなに忙しいのかよく分かりません(苦笑)

さて、本題。
毎度オナジミ(になりつつある?)、TBSラジオ「小島慶子 キラ☆キラ」から。

2010年4月9日(金)放送分、「キラ☆キラ オープニング☆トーク」で、小林信彦さんが週刊文春で書いた記事について、「アクセス後番組のDigは女子アナが情報番組をやるらしいが、ひと言で言えば経費節減が狙いだと思う」という部分に、小島アナがひと言。

「なぜ、“放送だけが経費を減らした=やる気を無くした”とか、“経費を減らして女子アナを使う=つまらない物をやろうとしている”と語られるのが非常に残念」と。

ワタクシが思うには、「局アナ=経費削減」という図式は成り立っても、「局アナ=番組が面白くない」という図式はあり得ません。

前々から「必要以上の経費削減はすべきでない」とこのブログで書いていますが、放送=商品である以上、「安かろう悪かろう」では絶対にイケナイと思います。
どこぞのCFMみたいに、百円ショップ的な放送を望んでいるなら別ですが(苦笑)

どの世界でも同じですが、コストを下げて質を落とせば商品の価値が下がります。
かつては世界最高峰と言われ、アメリカから疎まれた日本の「モノづくり」も、熟練工を切って低コストの派遣労働に依存するあまり、中国の猛追とは真逆で、見事に技術低下しています。

「とにかく1円でも安く」を合言葉に下請けから買い叩いたり、中国をはじめとした諸外国からビックリする価格で仕入れて日本国内の産業をダメにしたり、無理矢理短期間で新製品を開発するあまり、完全にバグ取りをする余裕すらない状態で発売している、不完全な商品が世に出回っています。

日本の国土を守る農林業も、外国から激安農産物や木材が入ってきて壊滅し、田畑も森林も荒れ放題。
花粉症が蔓延しているのも、杉を大量に植えたにも関わらず、価格暴落で森林の手入れが行き届かなかったのが原因…なんて話もあるくらいです。

かつては、糸居五郎さんや土居まさるさんのように、局アナが務める人気番組というのがありましたが、近年ではかなり少なくなっているように感じます。
恐らく、松宮一彦さんや松本ともこさん辺りが最後なのかもしれませんが…

「ラジオ職人」と言っても過言ではないスーパーDJが出づらくなっているのは、1990年代後半辺りから聴取率対策として、人気タレントやフリーアナウンサーの出演を増やし、「即戦力」を重用しすぎた結果、人材育成が疎かになってしまったからでは?と思います。

現在は主に60〜70代の重鎮が人気番組を務めていますが、仮に現役引退しようモノなら、後釜が簡単に決まるような状態ではないのですから、局中が大混乱となる事は必至でしょう。
恐らく、聴取率も広告収入も相当落ち込むハズです。

もしかすると、人材育成を疎かにした「将来のツケ」が、もうすぐやって来ようとしているのかもしれません。
まさに、「次世代のラジオスター誕生」は急務であり、最近ようやく気づいた各ラジオ局が、必死になって探しています。
だからこそ、予算削減は命取りであり、「正しい引き継ぎ」が行われなかった局アナにメインを任せようとしても、番組の舵取りが難しいのです。

身銭を切ってでも行わないと倒壊するのも時間の問題でしょう。
直ちにすべきなのは、「将来への惜しみない投資」以外ありません。
ラジオが残るか否か。今後の動向次第でしょうね。

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    take2-chances * Radio & TV * 00:40 * comments(6) * - * -

    コメント

    > ジャスミンティー さん

    毎度コメントありがとうございます!
    数年前に比べても、TBSラジオは劣化しましたね。
    長寿番組ですらご多分に漏れず、中継コーナーが相当減りましたし、内容も随分と簡素化されました。

    2000年頃はTBSラジオと上位を競っていたTFMは相当落ちましたが、TBSラジオを追い越せとばかりにQR、LFも大物を投入して追い上げています。
    (にしても、オールナイトニッポンは相当苦しいようで…)

    万年下位と言われていたJ-WAVEも健闘していますし(J-WAVEはピストン西沢さんに感謝すべきでしょう…)、「オジさん路線」に失敗したRFも、他局の人気パーソナリティを次々起用してミッキー安川さんの穴を埋めようと巻き返しを図っている模様です。

    とはいえ、全て「外部頼み」の現状ですから、いずれは次世代を担うラジオDJが極めて少ない事には変わりなく、「将来への惜しみない投資」が欠けているのは残念です。
    若手の起用と長期育成、更に思い切った番組構成。これがラジオ業界の起爆剤では?と思います。
    Comment by take2-chances @ 2010/04/24 11:15 AM
    管理人様、こんにちは。更新お疲れ様です。管理人様の
    今回のコラムを拝見してなるほどと思うばかりです。キラキラを聞いていて思うのですが、いくら小島アナウンサーが奮起してもやはり番組の中身がウーン、親会社の介入が強く入っていて今はいいけど、近日中に飽きちゃうんじゃないかと感じます。キラキラだけでなく、赤坂のラジオ局には飽き
    てしまう番組が増えてしまったなという実感です。むしろ、
    親会社の介入を減らした有楽町のラジオ局、横浜のAMラジオ局の頑張りが目につきます。FMのJ局も健闘している印象
    です。
    Comment by ジャスミンティー @ 2010/04/24 12:42 AM
    > CMN さん

    毎度コメント&情報ありがとうございます!
    どの局も、芸人などギャラが高くないタレントを活用して番組経費削減に努めているようですし、バーターやセットで出演させて、1本当たりのギャラを減らすなどしているようです。
    また、深夜帯はネット番組かアナウンサーによるDJ番組、音楽垂れ流しなど、ほとんど予算が下りないようですが…

    結局は、どの番組も似たり寄ったりになってしまう訳で、ベラボーに高い社員の給料を温存して、下請けを使って番組予算を極限まで切り詰める経費削減策が本当に正しいのか疑問ですね。
    Comment by take2-chances @ 2010/04/19 6:44 AM
    正社員そのものが殆どいなくなった放送局(地方のFM局など)と正社員はいる放送局(テレビも放送しているような地方の放送局)の違いも大きいでしょうけど、九州だとRKBラジオは局アナなど社員のパーソナリティーの割合が平日の生ワイドは多く、土日は社員を多く休ませて時間外の給料を出したくないからだと思われますけど、タレントが多いです。
    KBCラジオは自局制作のテレビ番組に出ている方を多く使い、下請けの制作会社所属のタレント多く起用してかなり前から経費削減をしています。
    FMの方は、FM福岡が長年自局制作番組を平日深夜にやっていたにも関わらず数年前からネットしていた「やまだひさしのラジアンリミテッドDX」をネットしたと思ったら、番組が週1となったのもあって月〜木は昨年4月から放送している音楽をただかけ流す番組を1〜5時枠で放送することになりました。
    5〜6時は前の週の昼ワイド番組をダイジェストで再放送しており、経費削減もここまできたかな・・・って感じがします。
    そのかわり、平日の日中は殆どが自局制作番組していますので、同じようにCross FMも深夜枠は音楽かけ流し番組をOAしていますので、どこも大変なんでしょうけど・・・。
    Comment by CMN @ 2010/04/19 1:01 AM
    > とくながたかのり さん

    毎度コメントありがとうございます!
    各媒体とも、人材育成を怠ってきたのがメディア凋落の要因なのでしょうね。

    TBSラジオも、大沢悠里さん、永六輔さん、小沢昭一さん、毒蝮三太夫さん、森本毅郎さんなど、看板はほぼ60代以上ですから、そろそろ後任を考えるべき時期に来ていますが…まだ次世代が付いてきません。

    人材育成を怠り、安易にタレント化を進めた挙げ句、フリーに転向して仕事が激減してしまう元局アナや、中堅クラスになると不安感や閉塞感に駆られるアナウンサーも多いようです。

    でもって、「TBSの看板」小島アナもフリーになるという報道も…
    http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20100403-613552.html

    キー局も中堅アナの叩き売りが行われ、地方局も局アナが契約アナやフリーアナに置き換えられてしまう現状では、人材の安売り合戦をしているようで頂けません。
    技術的にも、将来的にも大変危惧しています。

    コストを重んじるあまり、「看板」である局アナまでも経費削減の対象になるのは考え物でしょうね。

    この構造を変えない限り無理でしょうが…
    Comment by take2-chances @ 2010/04/18 9:41 AM
    人を育ててこなかったのは、TBSやニッポン放送を見れば顕著ですよね。

    秋山ちえこの談話室のあと番組は、結局なし。

    おそらく、永・小沢、そしてマムシんも後もそうでしょう。森山の後わくがそうであったように。

    ニッポン放送も、結局そうなんですよね。

    一時期ネット向けに斉藤陽子を起用していましたが、これは正直本人がお粗末だったため、救いようがありませんでした。

    どちらにせよ、TBSもニッポン放送も、そして近畿では朝日や毎日が職場放棄をしているのも同然です、

    CBCも同様ですね。

    奮起は望みますが、まぁ無理でしょうね。
    Comment by とくながたかのり @ 2010/04/17 10:24 PM
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